大会の日① #4 

大会の日① #4 

8月29日。神戸ポートピアホール。 

メンバーの伊藤愛と私は、少し緊張しながら、その場所に降り立ちました。

夏の終わりの、少し高くなった空。

その向こうに見える海。


今日、ここで佑次郎さんが戦う。

そう思うと、いつもの神戸の景色まで、少し違って見えました。


そして、ロビーに入った瞬間。顔を見合わせました。

そこにいる男性は、みんな筋肉隆々。

女性たちは、カモシカのような長い脚で颯爽と歩いている。

鍛え上げられた身体を、ビキニやショートパンツで披露する選手たち。会場を包む、独特の熱気。関西最大級ともいわれる神戸大会には、400名を超える選手がエントリーしていました。


時計を見る。16時。佑次郎さんの出場まで、あと45分。

「ところで……どうやって審査するんですか?」

私たちは、今回のご縁をつないでくださった

ゆうきさんに、大会のルールを教えてもらいました。


まず、名前を呼ばれなければ次のステージには進めない。

そこからさらに人数が絞られていく。

そして、最後に残った選手同士が競う。

佑次郎さんは、前回の地方大会で2位。


今回は優勝を狙っている。

そう聞いていました。私たちも、

応援用のうちわを手に、準備万端。そして、いよいよ。

選手たちが舞台袖へ集まり始めました。けれど薄暗くよく見えない。その時でした。一人だけ目に留まる人がいました。晴れ舞台、多くの人が最後のコンディションを整えている中、スタッフの方に気を配り直前にもかかわらず会釈をする男性の影が見える。


「……あの人じゃない?」「うん。」

「絶対そう。」

私たちは確信しました。

佑次郎さんでした。いよいよ審査が始まりました。名前が呼ばれれば、次のステージへ。


その「名前」が、なかなか呼ばれない。私たちは、

祈るような気持ちで舞台を見つめました。

「お願い……。」

「佑次郎さん……。」


応援の声もジャッジに届くのだと聞いていた私たちは、

もう、遠慮なんてしていられません。

「佑次郎さーーーん!!」

「頑張ってーーー!!」


声が枯れるほど叫びました。

次々と選手の名前が呼ばれていきます。


まだ。


まだ呼ばれない。


そして――


「186番!」


一瞬、何が起きたかわかりませんでした。


「……呼ばれた!?」


顔を見合わせる。


そして、3人同時にガッツポーズ。


「やったーーー!!」


しかし、ここからさらに、選手は絞られていきます。

30名ほどいた選手がどんどん少なくなっていく。。

そして、最後に残るのは、わずか5名ほど。

そして、次のステージへ。

その先に待っているものが何なのか。私たちは知りませんでした。

ただ一つだけ。ここまで来たなら、どうか、もう一度、名前を呼んでほしい。」


そう願いながら、手を握りめて。

舞台を見つめていました。


つづく。


佑次郎さんとのコラボジュエリーはいよいよ明日、9月13日(日)にお披露目です!

今日までブログは第5話にわたって開発秘話をお届けしています。まだご覧になっていない方は少し長いですがぜひ、

第1話 大人気トレーナー佑次郎さんとの出会い
第2話 トレーニングとデザイン 
第3話 完成か!?

第4話 大会の日①

お時間許す方はぜひ第1話からご覧ください。


寄付できるジュエリーLuxury Me Luxury Worldと市民の安全と健康を守り続けてきた、佑次郎さんのコラボジュエリー誕生まで半年以上の月日を費やしました!ぜひ、応援をよろしくお願いします。


2026年9月12日 田代弥生(記)

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